大熊中央産業拠点への進出が決まった報徳バスとの立地協定書の調印式が、8月27日、大熊町役場の町長室で行われました。
式では、報徳バスの佐藤慶直代表取締役と吉田淳町長が協定書に署名し、今後の事業展開や協力について確認しました。
報徳バスは、東日本大震災後、原発の廃炉作業に携わる事業者の送迎事業を町内で行ってきました。
大熊中央産業拠点に立地することで事業の効率化やIR大野駅を発着点とする新たな路線サービスの展開も検討しています。
今回の協定には、災害時に住民の避難輸送を行う「災害協定」も含まれており、地域の安全・安心への貢献も期待されています。
調印式で佐藤代表取締役は「大熊で地に足の着いた商いをしていき、新しい公共交通のあり方などを町と一緒に行っていきたい」とあいさつし、今後の連携に期待を寄せました。
協定書を交わす佐藤社長(右)と吉田町長