東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の発生から14年となる3月11日、町内で町民有志らによる追悼イベント「おおくま3・11のつどい」が開かれました。
会場に設置された折り鶴
会場となった大熊町役場前の広場には、2025年にちなんだ2025羽の折り鶴が掲げられ、その中心に慰霊の標柱が建てられました。また、献花台も設置され、訪れた町民らが次々に花を捧げました。
献花台に花を捧げる吉田町長
献花台の前で祈る学び舎ゆめの森の子どもたち
地震発生時刻の午後2時46分には、町民や学び舎ゆめの森の児童生徒らが折り鶴の前に並び、町消防団ラッパ隊の演奏に合わせて黙とうを行いました。
黙とうに合わせ演奏する町消防団ラッパ隊
実行委員長を務めた松永秀篤さんは「東日本大震災と福島第一原発事故から14年を迎える。年を重ねるごとに大震災・原発事故のことが忘れ去られていくと感じるが、この体験の教訓を次世代に伝えていくことが大事である。私達は今後も町の復興とともに心の復興も果たされるよう努力していく」、吉田淳町長は「私たち一人一人にとって、重要な節目の日として、それぞれの思いを胸に献花され、ご祈念いただきたい。ふるさとの復興へ一歩ずつ確かな歩みを進めることを誓う」と述べました。