第36回市町村対抗県縦断駅伝競走大会(ふくしま駅伝)が、11月17日に開かれました。
ゴール後、県庁前のFINISH地点で記念撮影する大熊チームの皆さん
白河市のしらかわカタールスポーツパーク陸上競技場から福島県庁前までの16区間(96.3km)を、58市町村の52チームの選手らがふるさとの誇りを胸に駆け抜けました。
第1回から単独チームとして参加している大熊町チームは、今年で36回目の出場。前日の結団式で渡辺誠一監督は「7月21日の1回目の合同練習から始まり、そこから今日までこの大会に向けて体調と準備を整えていただきありがとうございました。明日本番になりますが、各自ベストを尽くして走っていただきたいと思います。最後に明日福島県庁のゴールで笑顔で会いましょう」とあいさつしました。
また、初出場の渡辺結羽さん、尾内優希さん、横山幸哉さんはそれぞれ「しっかりタスキを繫げれるように頑張りたい」と抱負を述べました。
各選手がベストを出しきった当日の町チームの結果は、6時間3分47秒で総合40位(町の部19位)となり、昨年より総合順位を1つ上げる力走で町チームが活躍しました。全員が完走し、沿道やテレビで見てる方々に勇気と感動を与えてくれました。
3区の選手から4区の選手へタスキが渡されました
最終走者がフィニッシュする県庁前
本番前最後の合同練習が11月16日、郡山ヒロセ開成山陸上競技場サブトラックで行われました。各選手が自分にあった最終調整を行い、初めて出場する選手も最初は緊張が見られましたが、一緒に練習する中で次第に笑顔が弾けました。
合同練習を行う選手の皆さん
全体練習が終わり、午後に結団式が中通り連絡事務所で行われました。出場選手が一人ずつ抱負を述べ、アンカーの森暁彦さんは「これまでつないできたタスキ、皆さんの思いを背負って自分の中で後悔ない走りを最後までしていきたい」と意気込みました。
大会終了後に、解団式が県庁前で行われ、走りきった選手らがあいさつをしました。自身最後の参加となるふくしま駅伝を走りきった柳田明徳さんは「僕の区間の前の選手たちがタスキと思いをつなげてくれて、とても暑かったですが、全力で走り切ることができました。ありがとうございました」と、10年連続で走り抜けた達成感と、仲間への感謝の気持ちを伝えました。
ふくしま駅伝を走りきった柳田選手(中央)