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学び舎ゆめの森の新校舎が完成しました

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年8月25日

地域の中心として、0〜15歳の子どもたちが共に学ぶ場所

​東日本大震災と東京電力福島第一原発事故による全町避難後、町の教育活動は、避難先となった会津若松市の仮校で行われていました。大川原地区に整備された新校舎

2019年4月に町内の避難指示が一部で解除され、役場機能も町内に戻りましたが、震災後の人口減少が深刻化する町にとって、子育て世代の帰町・移住を促進することは急務でした。そこで町は、町内の大川原地区復興拠点に「子どもたち自身が学びたい、保護者が通わせたい」と思える幼保小中一貫の教育施設を建設することを決め、整備を進めてきました。

2023年4月、町立学び舎ゆめの森が会津若松市から町内に移転し、約12年ぶりに町内で教育活動が再開されました。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で施設の完成が遅れたため、1学期の間、子どもたちは町役場や町住民福祉センターなどの代替施設で学んできました。

教育施設は今年6月に竣工。2学期からのスタートを目指して備品や本などの搬入が行われ、始業式で子どもたちを迎えました。認定こども園と義務教育学校が一体となった学び舎ゆめの森は、0〜15歳までの子どもたちが共に学びます。

校章のオブジェが印象的な校舎の外観
​校章のオブジェが印象的な校舎の外観

新校舎は大川原地区復興拠点の南東側にあります。北は公営住宅エリアに、南は里山に隣接しており、地域の温かな眼差しと自然豊かな環境に見守られています。

施設は、鉄骨を三角形に組み合わせたことで特徴的な外観となっています。内部はすり鉢状の本棚がある図書ひろばを中心に幼保ゾーンや義務教育学校ゾーン、体育施設ゾーンなどが放射状に配置されています。

大川原地区に整備された新校舎
​大川原地区に整備された新校舎

「読書の町おおくま」を伝統を引き継ぐ本に囲まれた学び舎

だれもが親しめる学びの拠点とするため、施設の中心は、吹き抜けの開放的な図書ひろばとなっています。すり鉢状の階段本棚が広場を囲み、中央に校章をかたどった緑色の本棚が置かれています。

開放的な図書ひろば
​開放的な図書ひろば

広場の一角では、会津若松市の会津さざえ堂を模した2重らせん階段の本棚が上下階をつなぎます。

上下階をつなぐ さざえ堂本棚
​上下階をつなぐさざえ堂本棚

また、各ゾーンにも本棚が設けられており、施設全体の蔵書は現在約2万冊。今後、学校図書館では国内最大規模の約5万冊となる予定です。

本の分類と配架にも学び舎ゆめの森ならではの工夫がされています。

2階は後期課程の生徒の利用を想定した配架で、日本十進分類法という国内の図書館で広く使われている分類方法となっていますが、1階は各ゾーンの利用者がその用途に関係した本を閲覧しやすいように、テーマ別に分けられた独自の分類方法が採用されました。

図書ひろばの階段本棚には、多くの人が手に取る「文学」を中心に配架。下部は低年齢向け、上に上がるごとに対象年齢も上がっていきます。周囲には、「SDGs」や「ふるさと」、「防災」といった分類が並びます。

さざえ堂の本棚は、校歌を作詞した谷川俊太郎さんの著書を集めた「谷川俊太郎」や教育活動の協力者に関連した「おおくま教育応援団」という分類があり、これまでの縁を大切にしたギャラリーになっています。

さざえ堂にある「谷川俊太郎」分類の本棚
​さざえ堂にある「谷川俊太郎」分類の本棚

幼保ゾーンには、絵本のほか、子育てや食育などの「ファミリー」分類が並び、義務教育学校ゾーンには「調べる」、「植物」、「動物」などに分類された本が並んでいます。

幼保ゾーンに広がる図書スペース
​幼保ゾーンに広がる図書スペース

読み聞かせルーム「くまのポッケ」
​読み聞かせルーム「くまのポッケ

階段本棚裏の図書スペース
​階段本棚裏の図書スペース

校舎内を紹介します

自由に学びがデザインできる環境

施設は11のエリアで構成されています。

図書ひろばがある「わくわく本の広場」を中心に各エリアが緩やかにつながっており、子どもたちの自由な学びをサポートする環境をつくります。

施設の外観

施設の外観

地域開放可能な体育施設
学校時間外に地域住民の利用を可能にした2つのアリーナ

防災機能
災害時の避難所を想定したアリーナと防災備蓄倉庫

屋外運動場
陸上と学童軟式野球用のフィールドがある人工芝グラウンド

学校菜園
農業体験による環境教育の場

園庭・校庭
地上と屋上、築山など高低差を生かした遊び場

みんなの中庭
異年齢が混ざり合う遊びと学びの場

1階

1階

みんなの中庭

テラスに丸い開放屋根と人工芝の庭。0~15歳が混ざり合って過ごす共生の空間です。

みんなの中庭中庭が見える広い空間

幼保ゾーン

0~1才の「たね」、2~3才の「め」、4~5才の「は」の3部屋をつなげた設えとなっています。

幼保ゾーン幼保ゾーン2

また、保育教諭の幼保ステーションと児童クラブスペースがあります。送迎の動線を確保したサブエントランスです。

パレットゾーン

公営住宅エリアに面した北側に創作工房、音楽室、ランチルーム、家庭科室を配置し、地域へ教育活動を発信します。

パレットゾーンパレットゾーン2

図書ひろば

3層分の吹き抜けが開放的な図書スペース。階段本棚がすり鉢状に広がり、さざえ堂や校章型の本棚が配置された新校舎を象徴する空間です。

図書ひろば1図書ひろば2

体育施設ゾーン

バスケやバレーなどの室内競技ができるアリーナと大きな鏡が設えてあるサブアリーナがあり、屋内での広い活動スペースとなります。

体育施設ゾーン体育施設ゾーン2

義務教育学校ゾーン

児童生徒の昇降口が教職員ステーションに面しており、コミュニケーションを図りやすい配置となっています。このほか、保健室や相談室があります。

義務教育学校ゾーン

可動家具によって間仕切りされた教室スペースの組み合わせで、個別学習から異学年学習まで多様な学習環境に対応します。

義務教育学校ゾーン2義務教育学校ゾーン3義務教育学校ゾーン4

2階

2階

図書ひろば2

建物の中心となっている図書ひろばから、すり鉢状に連続した2階の図書スペースです。

図書ひろば2

大学サテライト

図書ひろば、義務教育学校ゾーン2と連携しやすい場所に大学のサテライトキャンパススペースがあります。

大学サテライト

屋上ひろば

建物全体を大きな遊具と捉え、園庭やグラウンドから連続する広場を整備し、屋内外に広がる学び・遊びのスペースとしました。

屋上ひろば屋上ひろば1
屋上ひろば2屋上ひろば3

義務教育学校ゾーン2

2階の義務教育学校ゾーンは、教室と共用スペースをつなげることができ、落ち着いて学習に集中できる環境や共同で学習する環境など、さまざまな状況に対応する学習環境を用意しています。

義務教育学校ゾーン2義務教育学校ソーン2-2義務教育学校ゾーン2-1

生徒フォーラム

生徒の活動拠点となるスペース。生徒会室、個別学習室など多目的な使い方ができる3つの個室を配置しています。

生徒フォーラム

学び舎ゆめの森 連絡先・アクセス

所在地:福島県双葉郡大熊町大川原字南平2019-1
電話番号:認定こども園 0240-23-4462/義務教育学校 0240-23-5341
WEB:
​子どもたちの学びの様子を学び舎ゆめの森公式noteで発信しています。ぜひご覧ください。
https://yumenomori-edu.note.jp/<外部リンク>
体験入学・入園プログラムをご覧になりたい方は、グリーン留学のページをご覧ください。
https://lp-manabiya-yumenomori.jp/<外部リンク>

位置図

地図の読み込みに関する問題が発生したとき<外部リンク>

お問い合わせ先

大熊町教育委員会
大熊町役場 教育総務課 学校教育係

電話番号:0240-23-7193

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