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帰還準備に向けて復旧状況説明

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年11月14日

準備宿泊に関する懇談会

特定復興再生拠点での準備宿泊に関する懇談会が11月13、14日の2日間、県内4会場で開かれました。

11月13日、町交流施設linkる大熊で開かれた懇談会には町民ら約40人が参加。内閣府原子力災害現地対策本部の担当者が、放射線量の低減や道路、電気、上下水道などのインフラ復旧、拠点内の立入規制緩和について説明しました。参加者からは追加除染や害獣駆除などについて質問がありました。

町は懇談会後、皆さまからいただいた意見を踏まえて、準備宿泊の正式な開始日を国と協議しました。

町内の復旧状況を説明する吉田町長
町内の復旧状況を説明する吉田町長

準備宿泊に関する懇談会での質疑応答

11月13日から14日にかけて開催した準備宿泊に関する懇談会でいただいた主なご意見を紹介します。いただいたご意見を反映し、皆さまが安心・安全に帰町準備ができるように取り組みます。

主な質疑応答

Q.空間線量の現状はどの程度なのか。高い場所については、いつまでに下がるのか

A.宅地については平均で0.61μSv/h(マイクロシーベルト)まで下がってきている。一部線量が高い場所についても、11月末までには下げきる方向で除染を進めている。除染後の土地を歩行調査で確認しているが、気になるところがあれば相談してほしい。フォローアップ除染をする。

Q.空間線量率3.8μSv/h(マイクロシーベルト)と年間20mSv(ミリシーベルト)はどのような関係なのか。また、年間1mSvという基準もあったと思うが、何なのか

A.避難指示解除の基準である年間20mSvを屋外8時間、屋内16時間滞在すると仮定して、屋内滞在時間には遮へいによる低減係数を掛けて算出したものが空間線量率3.8μSv/h。年間20mSvは専門家に検証いただき、他の発がん要因によるリスクに比べても十分に低い水準であると評価されている。

また、年間1mSvは特に避難に関する何らかの基準ではないが、国が掲げている個人の追加被ばく線量の長期目標である。

Q.ごみの出し方についてはどうなるのか

A.震災前に出していたごみステーションに置いておけば、環境省が定期的に収集する。透明な90ℓ(リットル)以下の袋に、不燃・可燃で分けて出してほしい。出す日は特に決まっていない。

Q.水道の通水状況を教えてほしい

A.水道企業団にて、各地区の本管までの通水工事は完了している。宅内配管への通水は、各戸で水道企業団に申し込みをして、所有者立会いのもとで漏れがないかなど確認してもらいたい。

Q.下水道の復旧状況についてはどうなっているのか

A.下水設備については、基本復旧している。ただし、西大和久、熊町についてはまだ復旧していないため、仮設浄化槽での対応となる。復旧時期については地区により異なるため、家の建て替えなどで開通時期を知る必要がある場合は、復興事業課に相談してほしい。

Q.初期消火などの消防の体制はどうなっているのか。見回り隊の活動方針はどうなっているのか

A.初期消火については、避難指示解除までは消防団ではできないため、富岡消防署にて行う。消防団に協力要請があれば、後方支援を行う。見回り活動については、町委託の見回り隊に加えて警察・消防が行う。消防団の夜警については、実施することは決定しており、現在スケジュール調整中。

Q.金融機関などが町に戻る予定はあるのか

A.金融機関については、郵便局以外は決まっていない。JAはガソリンスタンドのみ、再開予定。今後、再開の要望は上げていきたい。

Q. 郵便を配達してもらうには転送届を出してほしいとのことだが、一度転送届を出すと、今の住所に届かなくなるのではないか

A.そうなると思う。そのため、転送届は転居等の時期を見据えてから出すようにしてほしい。

Q. 解体した自宅跡地や、近隣の土地に雑草が生えており、空気の乾燥する冬などは火事の危険性もある。木が生えているところもあり、地権者が自分で管理することは難しいので、国や町、あるいは東電で除草をするべきではないか

A. 土地はあくまで個人資産であり、管理については個々でやってもらうしかない。国や町、東電でずっとやり続けることはできない。来年度事業だが、除草剤の配布について検討しているところ。

Q. 防災行政無線が聞きづらい場所もあるため、震災前に各戸に配っていた戸別受信機の配布をしてほしい

A. 戸別受信機については、役場に連絡をもらえば配布する。そもそも受信状況の悪い家については、屋外アンテナを設置する。

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