大熊町は、「大熊町ゼロカーボンビジョン」において、公共施設から排出される温室効果ガスを削減するため、地域新電力会社である大熊るるるん電力株式会社から再生可能エネルギー由来の電力を調達する方針を示しています。
これを受け、令和7年度より、大熊町役場庁舎で使用する電気を、非化石証書を活用し”再生可能エネルギー100%(※)”に切り替えました。この取組により、年間約128トンのCO2削減効果を見込んでいます。
※非化石電源(化石燃料を使用しない発電方法)で発電した電気から、二酸化炭素を排出しないという「再エネ価値」を取り出して、証書の形にして売買を可能にしたものが「非化石証書」です。小売電気事業者が、販売する電気量に合わせて非化石証書を調達することで、使用電力の再エネ100%化を実現できます。
大熊町役場庁舎にて使用する電力量(年間415,000kwh程度)に相当する非化石証書を、大熊るるるん電力株式会社が調達し、「再エネ価値」と合わせて供給を開始しました。
調達する非化石証書は、大熊町にも発電機3基が立地する「阿武隈風力発電所」(事業者:福島復興風力合同会社)由来のものとし、不足分については、大熊町を中心に近隣町村の再生可能エネルギー発電所由来のものとします。