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2026年 町長より新年のごあいさつ

印刷用ページを表示する 掲載日:2026年1月5日

新年あけましておめでとうございます。
町民の皆さまにおかれましては、健やかに新年をお迎えになられたことと、心よりお慶び申し上げます。

本年は、東日本大震災・福島第一原発事故から15年という節目にあたり、同時に国の東日本大震災からの復興政策である第3期復興・創生期間の始まりでもあります。

15年という時間が経過してもなお、解決すべき課題は山積しております。町面積の約半分は立ち入り制限が継続中であり、帰還困難区域および特定帰還居住区域における避難指示解除に向け、着実な取り組みを進めています。本年中には、復興再生計画の変更を通じて区域の追加指定や整備内容の見直しを行い、帰還を希望される皆さまの声に応えてまいります。

また、中間貯蔵施設に保管される除去土壌等の最終処分期限である2045年まで20年を切り、時間的猶予は多くはありません。施設廃止後の土地利用方針が未定である今、町民・県民の皆さまの不安を払拭するためにも、政府に対し、迅速な方針・工程の提示をこれまで以上に強く求めていく所存であります。

こうした課題に向き合いながらも、昨年は復興の確かな前進を感じる一年でもありました。
昨年3月には、町の新たなシンボルである「CREVAおおくま・クマSUNテラス」が大野駅西交流エリアにグランドオープンし、大川原地区復興拠点に続くにぎわいの形成へ大きく寄与しております。
さらに、9月の敬老会の盛大な開催。そして、11月のふるさとまつりでは、町の特産品であったキウイフルーツを使ってのギネス世界記録樹立など、人々が笑顔で集う光景に、かつての駅前商店街を思い起こすような活気を感じることができました。

加えて、町民の皆さまから長年要望の高かったスーパーマーケットの整備が進み、原地区にマルトが今年10月にオープンいたします。暮らしを支える基盤が整うことは、復興にとって大きな力となります。

町の教育機能が帰還した令和5年4月に、認定こども園、義務教育学校合わせて26人だった「学び舎ゆめの森」は、この2年半ほどで約100人の園児・児童生徒が在籍するまでに至りました。ゆめの森での特色ある学びが、当町を知る一つのきっかけになっていると考えております。子どもたちが学業に励む姿や、地域行事に積極的に参加する姿は、町の大きな希望の象徴であり、この町にも「普通の暮らし」が戻りつつあることを感じております。

普通の暮らしを取り戻すために、当町は本当に多くのご支援に支えられてきました。

とりわけ大学や高専など教育機関との協定や、学生の皆さんの力強いご協力は、復興を前進させる大きな原動力となっております。町民の放射線への不安を解消するための勉強会、各種行事への参加や子どもたちとの交流など、関わりの一つひとつが町に活気を与え、復興に確かな歩みをもたらしております。

復興は、行政だけでなく町民の皆さまとともに歩むことで実現するものです。

町長として就任した折、「戻りたい方」「戻らない方」「新たに町民となる方」のすべてに、”戻ってよかった”、”つながりを持ち続けてよかった”、”移り住んでよかった”と実感していただけるまちづくりを進めるとお約束いたしました。町民の皆さまが「この町の一員でよかった」と心から思えるよう、初心を忘れることなく、未来を切り拓くまちづくりに全力で取り組んでまいります。

結びに、町民の皆さまにとりまして、本年が希望に満ち、心豊かに過ごせる一年となりますよう、心より祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

大熊町長 吉田 淳

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