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2023年 議会より新年のごあいさつ

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年1月4日

あけましておめでとうございます。

議会を代表いたしまして謹んで新年のごあいさつを申し上げます。

まずは、新型コロナウイルス感染症の影響により大変不便な生活を強いられている皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。引き続き感染拡大防止にご協力いただきますようお願いいたします。

さて、復興拠点と位置付けた大川原地区は、この春で避難指示解除から丸4年となります。これまで公営住宅、医療福祉施設、交流ゾーンなどが整備され、町民が安心して暮らせるまちづくりに向け、一歩一歩前進しております。

昨年は、震災後初めてとなる町内での相馬野馬追行列とふるさとまつりが開催され、多くの町民が集い、にぎわいが見られました。今年はさらに、新しい教育施設が完成し、「学び舎ゆめの森」として開校いたします。将来を担う子どもたちが町に戻る契機となるよう、住まいや働く場の確保、生活環境のさらなる整備など、関連する課題と併せてしっかりと取り組んでまいります。

また、以前の中心市街地を含む特定復興再生拠点区域については、昨年6月に避難指示の解除が実現しました。当区域では移住定住支援センターとインキュベーションセンターも開所しており、大川原地区と導線でつながることにより、地域経済の再生や交流人口の増加が期待されます。

今年は下野上地区復興拠点において大野駅西地区の産業交流施設、大野南地区・原地区の住宅団地などの整備が、より具体的になってまいります。さらに、このエリアでは町のゼロカーボンビジョンに基づき、大熊中学校跡地に設置する太陽光発電所の電気を自営線で供給するスマートコミュニティ事業も計画しており「持続可能な街づくり」のシンボル的な存在になると考えています。議会といたしましても、下野上地区復興拠点が機能的で魅力あるものとなるよう、さまざまな提案をしてまいります。

震災から12年が経過しようとする中、避難先での定住を決めた方も多くいらっしゃいます。拠点区域外の除染について、国より一定の方針が示されましたが、私たち議会は、たとえ長い年月を要しても、ふるさとの全域を取り戻すという決意に変わりはありません。町内全域の除染と避難指示解除について、国への働きかけを継続してまいります。

本年も除染や廃炉作業、中間貯蔵施設の進捗を注視しながら、町民の皆さまの安全を最優先に復興を成し遂げたいと考えております。議員全員が一丸となり努力を重ねてまいりますので、変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

結びに、皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

大熊町議会議長 吉岡 健太郎

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