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2025年 町長より新年のごあいさつ

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年1月6日

あけましておめでとうございます。


町民の皆さまにおかれましては、穏やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年1月1日に発生した令和6年能登半島地震から早一年が経ちました。改めて、亡くなられた方々へのご冥福をお祈りいたします。一刻も早い地域の復興とそこに住まう皆さまが安心して生活ができるようになることを切に願っております。

令和7年は自然災害のない、穏やかな一年になることを願うとともに、町の復興が実感できるようによりいっそう取り組みを進めてまいります。
昨年は当町の町制が施行されてから70周年の節目を迎えました。大野村と熊町村の合併後、前途多難な道程を先達が切り開いたからこそ、今日の「大熊町」があるのだと改めて感じています。町制施行70周年に合わせ、町の公民館報を紐解き当時の思いを紡いだ、記念誌「つなぐ」も発刊いたしました。歴代町長の苦悩や町に住まう町民の生の声を垣間見ることのできる読み応えのある一冊です。私が大熊町の職員になったのが昭和54年。公民館報は毎月発行され、各家庭に届けられました。このことが普通と思っていましたが、町村で公民館報を発行しているところは少なく、毎月となると本当に少ないことを今回知りました。先達の「町民とともに新たなまちづくりを担おうとする意気込み」が強く感じられました。ぜひご一読くだされば幸いです。

さて、本年3月には大野駅西交流ゾーンにおける産業交流施設「CREVAおおくま」、商業施設「クマSUNテラス」がグランドオープンを迎えます。新たな町の顔となり、町の玄関口であったJR大野駅のにぎわいを取り戻すべく整備した両施設を皆さまにお披露目する準備を整えております。
また、駅西エリアにおいては、図書館・博物館・公民館機能を融合した社会教育複合施設や大野病院の後継医療機関の整備も予定されており、今後ますますJR大野駅周辺で人の流れが活発化すると思われます。
さらに大川原地区の西工業団地、原地区の大熊中央産業拠点では町と立地協定を結んだ企業が続々と開業の準備にとりかかっており、雇用の機会が創出されているところです。
町として原・大野南の住宅エリアで宅地分譲を進めるとともに、駅東の住居エリアの整備や住まいの確保を念頭に置いた事業を加速化していき、帰還者・移住者ともに住みやすい、働きやすいまちづくりを目指していく所存です。

令和5年に町内での教育活動を再開した学び舎ゆめの森は、大川原地区への帰還直後と比べ、児童生徒の数も着実に増えていき、子どもたちが毎日にぎやかな学校生活を過ごしています。
認定こども園から義務教育後期課程までが同じ校舎で過ごし、教室や学年の垣根がない教育方針であるため、校舎の供用直後は教職員の皆さんも今まで経験したことのない「学校」のカタチに戸惑うこともあったと思います。しかし、試行錯誤を繰り返し、保護者や子どもたちと向き合ってきた結果、「この学校に子どもを通わせたい」と多くの関心を集めており、帰還や移住のきっかけとしての役目も担うようになってきたと感じています。子どもたちと地域との交流もこれまで以上に増えてきており、保護者の皆さまにも「この場所で良かった」と思っていただけるような学校づくりを地域一体で進めてまいります。
結びになりますが、町民の皆さまにとって今年一年が輝かしい年であることを願い、新年のご挨拶とさせていただきます。
本年もよろしくお願いいたします。

大熊町長 吉田 淳

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