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2024年 議会より新年のごあいさつ

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年1月4日

 

 あけましておめでとうございます。
 新しい年を迎え、皆さまが明るく元気に過ごせる年でありますようお祈り申し上げます。

 

 さて、復興拠点と位置付けた大川原地区はこの春で避難指示解除から丸5年となります。これまで公営住宅、医療福祉施設、交流ゾーンなど生活に必要な施設が一通り整備され、町民が安心して暮らせる環境が整いました。

 昨年4月には学び舎ゆめの森として町内での学校再開、さらに8月には新しい教育施設が完成し、地域住民との交流も図られ、子どもたちの元気な姿が見られるようになりました。将来を担う子どもたちが町に戻る契機となるよう、住まいや働く場の確保、生活環境の更なる整備など、しっかりと取り組んでまいります。

 

 以前の中心市街地を含む下野上地区復興拠点については、大野駅西地区の産業交流施設、商業施設、大野南地区・原地区の住宅団地などの整備が進められており、本年中の完成が見込まれております。

 また、大熊中学校跡地に設置する太陽光発電所の電気を自営線で供給するスマートコミュニティ事業については、今年4月から電力供給が開始される予定であり、持続可能な街づくりのシンボル的な存在になるものと期待しております。

 

 一方で町内には未だ帰還困難区域が残されておりますが、私たち議会は、ふるさとの全域を取り戻すという決意に変わりはありません。町内全域の除染と早期の避難指示解除について、国への働きかけを継続してまいります。

 

 議会も昨年11月に新体制となりましたが、引き続き様々な課題に向き合っていかなければなりません。その過程においては、「正しく歩む」を目標としたいと思います。正しいとは一歩止まると書きます。歩むは少し止まると書きます。共通しているのは止まること、「正しく歩む」とは立ち止まり周りをよく見ながら進んでいくことだと思っております。本年も除染や廃炉作業の進捗を注視しながら、町民の皆さまの安全を最優先に復興を成し遂げたいと考えております。議員全員が一丸となり努力を重ねてまいりますので、変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 結びに、皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。
 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

大熊町議会議長 仲野 剛

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