ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
大熊町写真館 > (東日本大震災後)年別 > 2025年 > 「きおくの森」東京公演(2025年3月26日撮影)

「きおくの森」東京公演(2025年3月26日撮影)

大熊町の子どもたちが、演劇を取り入れた教育の一環として取り組んできた「きおくの森」を、2025年3月26日に東京都渋谷区のこくみん共済coopホール/スペース・ゼロで上演。ふるさとから大きく羽ばたいた舞台となりました。

東京公演には、学び舎ゆめの森の子どもたちや教職員、双葉郡の参加希望者、短期体験入学の東京の小学生、そして東京の俳優たちが出演。写真は、開演前に教職員が子どもたちを温かく激励する様子です。

「きおくの森」東京公演は、学び舎ゆめの森の子どもたちの演劇活動が関係者の目に留まり、都内劇場での公演が決定。写真は開演前、出演者全員が円陣を組み、公演に向けて心をひとつにする様子です。

客席には多くの観覧者が集まり、手元のチラシに目を通しながら、開演の瞬間を待っています。

公演の開演にあたり、吉田町長が登壇し、出演者や観客へ向けて挨拶を行いました。

時空の旅人役として参加する大人たちは、カラフルな衣裳と被り物が印象的。町の子どもたちは初共演の大人たちを前に、堂々とした演技を披露しました。

都会から来た少女が、「青の少女」や震災の記憶を抱える「過去の男」との出会いを通じて、葛藤を乗り越え成長していく物語。写真は、少女が「過去の男」とすれ違う場面です。

「きおくの森」の一場面に、大熊町熊川地区の熊川稚児鹿舞(くまがわちごししまい)が登場し、物語を彩りました。

友情を深める都会から来た少女と不思議な「青の少女」の場面。

舞台を縦横無尽に駆け回るくまわらし役の子どもたち。

烏界の三羽烏が登場。人間への恨みを抱くカラスたちは、世界征服をたくらみ、漆黒の闇へと引きずり込もうとします。

26日に2回上演された演劇には500人以上が来場。東日本大震災を背景にした物語が描かれ、観客は真剣な眼差しで舞台を見つめていました。写真は、大熊町熊川地区の子どもたちに受け継がれてきた熊川稚児鹿舞の踊り手、作業員、くまわらし、少女、烏たちが音楽に合わせて戯れる場面です。

このページの先頭へ