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まち物語コンサート大川原公演(2022年7月17日撮影)

おおくま町物語伝承の会は7月17日、町交流施設linkる大熊で震災後初となる「まち物語コンサート大川原公演」を開きました。同会は、紙芝居と舞踊、唄を織り交ぜた「絵おと芝居」で町の昔話や東日本大震災と原発事故による避難者の自伝を表現。避難者と避難先の交流や風評払拭、原発事故の風化防止のために活動しています。

町交流施設linkる大熊のホール入口では、おおくま町物語伝承の会の皆さんが来場者を出迎えました。

ホール入口に飾られた手作りのつるし雛。来場者を温かく迎えました。

町無形民俗文化財熊川稚児鹿舞(くまがわちごししまい)を披露するため衣装に着替える踊り手の子ども。

第1部のスタートを飾った町無形民俗文化財「熊川稚児鹿舞(くまがわちごししまい)」は、町内で舞を披露するのは震災後初めて。

町内熊川地区に伝わる伝統の舞を鹿(しし)役の子ども4人がおはやしの音色に合わせて披露しました。

保存会の演奏する笛や太鼓に合わせ、見事に踊りきった4人の子どもたち。観客から大きな拍手が送られました。

和太鼓奏者・葛西啓之さんによる和太鼓演奏が行われました。

息もピッタリ、歌に合わせ舞が披露されました。

歌手であり、福祉施設の園長でもある岬はな江さん。歌に合わせ学園生や観客と一緒にコンサートを盛り上げました。

踊り手との息もピッタリ、気持ちよく歌い上げる加藤さん

シャンソン歌手の紗羽しゅうこさんが、避難した町民の心情を表現した「あの山の向こうに」を歌い、会場から大きな拍手が送られました。

第2部の絵おと芝居では、4作品が上演され「おほしさまになったおわまりさん」の発表では作品のもとになった作文の作者(男子)親子が本人役で出演。震災時に津波で亡くなった警察官について話す親子のやり取りを感情を込めて表現しました。

映し出される映像と演技者の感情込もった台詞に、観客は集中して観ていました。

絵おと芝居「会津八重物語」の作品では、岬はな江さんの歌に合わせ踊りが披露されました。

お城が燃えている激しい戦乱の場面では、情感を込めて歌う曲に合わせ場面を盛り上げる素晴らしい踊りが披露されました。

終演後、会場入口でお客さまをお見送りするおおくま町物語伝承の会の皆さん。感謝の気持ちを込め、一人ひとりに手作りの花を手渡しました。

新型コロナの影響で延期されていた町内での初公演を終え、笑みが溢れるおおくま町物語伝承の会の皆さん。お疲れさまでした。

 

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