はじめに、医師や看護師、病院スタッフの皆さま、そして、感染症対策に携わる保健所や臨床検査技師の方々など、新型コロナウイルスとの闘いの最前線で懸命にご努力いただいている関係の皆様に深く敬意と感謝の意を表します。
また、感染拡大の防止に向けて、様々なご協力を頂いている町民の皆さま、事業者の皆さまに心から感謝を申し上げます。
本日(5月6日)、福島県相双保健所より、大熊町において新型コロナウイルス感染症の陽性患者が発生した旨の連絡を受けました。本町では、初めての感染者となり、現在、保健所で感染者の行動履歴や濃厚接触者の有無の調査が行われています。
今回り患された方におかれましては、お見舞いを申し上げるとともに、一日も早いご回復を心から祈念申し上げます。
現在、首都圏では緊急事態宣言、また多くの地域でまん延防止等重点措置が発出されており、全国的に感染状況は拡大しております。さらに、県内においても会津若松市内で急激な感染の拡大傾向となっており、法的な自粛要請が出されています。
コロナ禍の中、感染の拡大は避けられず、誰もが新型コロナウイルスに感染する可能性がありますので、あらためて、皆さまに次の3点をお願いします。
1つ目は、マスクの着用、手指消毒の徹底など、基本的な感染症対策を徹底していただくとともに三密を避けることをお願いします。
2つ目は、発熱などの体調の異常を感じた場合は、通勤、通学など外出せずに速やかに医療機関へ連絡していただきますようお願いします。
3つ目は、新型コロナウイルス感染症陽性者や関係者、医療従事者に対する差別や誹謗中傷、SNSで感染した方を特定する行為などは絶対なさらないようお願いします。
また、福島県が「福島県新型コロナウイルス感染症拡大防止対策」を策定し、感染の拡大を防止するための指針を策定しておりますので、これに基づいた行動を行うようお願いします。
新型コロナウイルスの感染状況の終わりが見えない中、皆さまには疲れと不安が多くあることかと思いますが、一人ひとりの行動が重要な時期ですので、さらなるご協力をお願いします。
令和3年5月6日
大熊町長 吉田淳