志賀初めまして、よろしくお願いします。
志賀です。
町長と名字が同じなんですよね。
福島県の浜通りは「志賀」が多いですよね。
九州場所で優勝した栃東関のお父様の玉ノ井親方も相馬の出身で、名字が志賀なんですよね。
志賀町長そうですか。
では何かつながりあるかもしれませんね。
よろしくお願いします。
志賀町長はもともと大熊町のご出身ということですが、昔と比べて町は変わりましたか?
志賀町長私が子どもの頃と比べるとずいぶん違いますね。
この土地は、もともと農業が中心でしたが、土地がやせていて出稼ぎも多く、皆、貧しい暮らしぶりでした。
私の父親も町長をしていたのですが、まちの全世帯に水道をひくよう取り組むなど長年、生活の向上には力を注いできました。
昭和39年以降、原発を誘致したことで、町民も地元での仕事が増え、国からの交付金などで公共施設も充実させることができ、暮らしやすくなったと感じています。
志賀ただ、原発においては各地でトラブルがあったりと住民にとっては心配な面もありますよね。
志賀町長一番 困るのは事故。
絶対あってはならないので、東京電力や県と連絡を取り合って町民の安全を第一に考えています。
また、町民には情報公開とともに、専門家を招いて原発の仕組みなどについて勉強会をしたりと町民の不安を取り除くよう取り組みを続けています。
志賀今回5期目ということで、町民の信頼の厚さが感じられますが、今後まずどんなことに取り組みたいですか。
志賀町長まず、教育について、小学校の全クラスを30人学級にしたいと思っています。
私の孫も小学校に通っていますが、子ども達が学びやすい環境を整えたいと思っています。
志賀少子化が問題になっていますが、この大熊町はいかがですか。
志賀町長町の幼稚園や保育所などでも預かる子どもの数は多くなっているのでそれほど深刻ではないようですが、共働きが多くなってきているので、子育ての対策に力をいれています。
昨年の春には、小学校の近くに児童館を2つ作りました。
安心して子どもを育てられようにこれからも親の意見を聞いていきたい。
志賀高齢化の対策についてはいかがですか?
志賀町長<健康増進施設などの整備も含めて一言>
大熊町は他の町村と比べ高い方ではありませんが、高齢化は進んでいるといえます。
ただ、昔に比べて今のお年寄りは元気ですので、その方々にいつまでも健康でいてもらえるよう健康管理のために保健センターを整備しました。
また、幅広い年齢層に軽スポーツを通して体力づくりに役立ててもらえるよう、パークゴルフやグラウンドゴルフ等を含めた健康増進施設の整備を現在 進めています。
志賀大熊は梨やキウイフルーツなどの産地として知られていますが、そうした町の産業の見通しはいかがでしょうか?
志賀町長<ナシなどの農産物の生産・販売状況などについて。>
産地として知られているとはいってもこの地域でのことで、まだまだPRが必要と考えています。
今後もどんどん県内外のイベント等に積極的に参加し、実際に味わってもらってその良さをわかってもらいたいと思います。
志賀私は取材した中で、田舎暮らしに憧れて定年後 東京から大熊町に移り住んできた方にお会いしたことがあるのですが、その方は全国を探して大熊に移住したということなんです。
ここは海も山もあって温暖で暮らしやすいとおっしゃっていました。
町長はこの町の魅力をどうおもいますか?
志賀町長<都会から移住したいなどの問い合わせや実際の件数など分かればそれを含めて町のPR的なこと一言>
おっしゃるとおり大熊町を含めた浜通りは、雪がほとんど降らない温暖な地域で、自然も多く残っています。
そのため食べ物もおいしい。
一番の魅力はその自然ではないかと思います。
今後もその自然を損なわないよう、町民の皆さんが暮らしやすい町づくりを進めていきたいと考えています。
インタビューの後、庁舎を出て町のあちこちで写真撮影したのですが、その際、町の人たちが笑顔で「町長さんこんにちは、今日はどうしたの?」と親しく声をかけてきて、町長も気さくにおしゃべりしたりするのが印象的でした。中学生も自転車で通り過ぎながら「こんにちは。」と挨拶するのです。町の皆にとって、町長は親戚のお父さん的な、身近な存在なのだなと感じました。そんな町長の人柄の温かさが5期目の当選につながり、この人なら意見を聞いてくれるという信頼感が生まれるのだと思いました。