新年のごあいさつ


強い意志で復興に臨む
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【町議会議長 千葉 幸生】


 全町民が避難状態にあるなか、また尊い命が犠牲になられた年が明けた新年でありますので、お祝いをする言葉は慎むべきかもしれませんが、暦の節目でもあり、残された命が何とか年を越せたことに対しささやかに新年のご挨拶を申し上げたいと思います。

 このような生活を送ることになるなど考えもしなかった、仮設住宅や借り上げ住宅での生活、あるいは家族と離れ、さらには福島県から遠く離れて生活せざるを得なくなった結果、不慣れな環境の中不自由な生活を強いられており、先の見えない状況に置かれている事実に変わりはありませんが、希望を持ち続けて過ごしていただきたいと考えます。

 平成23年はまさに日本の、また世界の歴史に最悪のことが起きた年として永久に刻まれるであろう年になってしまいました。その震源地に生活社会を築いていた私たちは、一瞬にしてその歴史をも含めて総てを奪われてしまったのであります。

 町行政も未曾有の事態に当たり、懸命に町民の支援及び災害に対応して参りましたが、単独の自治体が完結できるような規模ではなく、県・国、全国の自治体、数多くの団体の物心両面からの支援をいただきながらここまで乗り切ってきたところであります。

 しかし試練はこれからも続くことが予想されます。子どもたちの養育・教育、療養中の方への支援、高齢者介護、雇用の問題、そして大熊町に残してある我々の財産、何よりも今後に対する不安等課題は数多くあります。

 さらには自治体の存立に関わる問題として、除染計画や廃炉に関わる問題、警戒区域の見直しや復興計画、帰還に向けた諸々の実行計画、もしくは帰還できない区域に対する取り組み等についてはこれからが正念場であります。

 本町議会は昨年11月に選挙が執行され新体制で臨んでおります。自らの議会活動の刷新を図り、皆様のご指導を仰ぎながら町民代表の自覚のもと、皆様方の目線で議員一丸となり町勢復興に立ち向かう覚悟でありますので、更なるご指導をお願いいたしますとともに、共にこの厳しい状況を乗り越え、皆様が笑顔で迎えられる日の来ることを心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。

福島県大熊町議会議長  
千葉 幸生  







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